2010.12.02

12月議会一般質問の原稿を公表しよう!

2010年12月議会一般質問          野田議員(12月3日) 初稿(修正)   

西川知事は先般、三選目の出馬を明らかにされました。その出馬の意思表明に当たっては、「国任せの地方、東京志向の地方はもう成り立たない」との時代認識を提示され、「地方の自立と協力体制」に取り組む姿勢を示されました。

さらに、経済のグローバル化を踏まえた新たな戦略として、「福井県民の将来ビジョンの策定について」を本議会に提案するとともに、福井経済新戦略の策定をほぼまとめられようとしています。

また、自ら取り組む県政課題については、北陸新幹線の県内延伸と中部縦貫自動車道の整備などについては道半ばとの認識で引き続き取り組む決意を示されました。

そこで、知事にはこの時代認識と政治姿勢、基本的な政治課題への取り組み以下伺います。
まず、今議会に提案されました、「福井県民の将来ビジョン」について伺います。

このビジョンでは基本理念を「希望ふくい」の創造としていますが、私は福井の進むべき方向、コンセプトを十分認識できません。①そこでワンフレーズ、キャッチコピーで結構です。知事から「あー、こんな福井を創ろうとしているんだ。」と県民が得心するような言葉を受けたいと思います。知事は県民に一言で言ってどのような福井にするのか、発信して欲しいと思います。

ビジョンの中味については、分析の視点と推進方針について説得力に欠けると考えるものです。
まず、分析の視点では今日のグローバル化社会と地域社会に大きな位置を占めています情報通信技術ICTについて何ら分析・評価がなされていません。概括的に、冒頭に「策定の趣旨」の項で、『グローバル化はICTの飛躍的発展などに伴い、経済だけでなく、私たちの生活や地域社会のあり方にも直接の影響を及ぼすようになりました。』とさらりと流し、「実現のための戦略」の項で『ICTを利用し、いつでも、どこでも、だれとでもつながる「人にやさしい情報ネットワーク」をつくります。』と述べるにとどまり、その間何の脈絡もありません。②今後10年の福井ビジョンの中にICTの位置づけと対応について見識を伺います。

次に推進方針ですが、第2章、実現のための戦略に「ビジョンの推進方針」が示されていますものの、③この推進方針には、知事の言われる地方の自立、私どもは地域主権と言っています県行政の基本姿勢・役割がもっと示されてよいのではと考えるのです。その際、限られた財源の効果的な活用を図り、時系列を含めた計画、目標を示さなければ、ビジョンの現実性が薄らぐと考えます。この点の見識を伺います。

次に、知事の政治認識に強い位置を占めています地域再生について伺います。
知事が提唱し、国において制度化され、全国各自治体でも取り組んでいます「ふるさと納税」制度については私も評価するものです。それは、都市と地方のかい離を問題視してこれを是正する役割と、「ふるさと納税」を通じ、人が自らの成長過程を認識していくという2つの側面をもっていると考えるからです。
 この取り組みを行ってきた④知事には、「ふるさと納税」制度をどのように総括し、今後どのような展開を図っていかれるのか、所見を伺います。
      
さらに知事が素晴らしい提唱をしておられることを先だって知ることができました。
去る10月19日の毎日新聞の「地方・発」という記事で、西川知事が「地方への投資を促進せよ」として、「地方類減税率」の導入を提言されていたのです。

「グローバル化によって企業の海外流出が進み、国内では、企業は都市部に集中している。地方の経済力は低下し、人口の流出、荒廃が進もうとしている。今日、法人税率が取りざたされているが、企業の海外流出から地方への投資機運を創るため、知事は地方や過疎地に立地する事業者に段階的な軽減税率を適用する「地方累減税率」の導入を提唱している。」というものです。

地方はそれでなくとも、企業誘致に多くの補助金や融資の制度を導入しています。知事の提唱は、国が進めようとする国内投資の経済新戦略にも応えられるもので、私どもも大いに支援し、共に取り組みたいと思います。
 
そこで、⑤知事にはこの地方累減税率制度実現のため、地方の首長の全国ネットワークをつくり、その推進の旗振り、地方再生への旗頭となっていただきたいと考えるが、所見を伺いたい。

 さて、本県の最重要課題である北陸新幹線の福井延伸への取り組みですが、自公政権、民主党政権においても遅々と進まない状況です。そうした中、知事は原子力発電について、本県は、安全の確保、地域住民の理解と同意に向けた取り組み、地域の恒久的福祉の実現の3原則を基本として取り組んでおり、国のエネルギー政策に大きく貢献しているとの認識の下で、国家プロジェクトでもあり、地域振興でもある北陸新幹線の整備促進を求めてきました。

 私は、知事の原子力行政には一定の評価をしていますが、一方、知事が国に対し「もんじゅ関連協議会」の開催を求め、原子力発電と北陸新幹線をはじめとする地域振興を結び付けようとすることについてはいかがなものかとの声もあるようです。知事はこうした声をどのように認識しておられるのかお尋ねします。

次に、経済新戦略検討会議について伺います。
今年、1月22日に立ちあがった「福井県経済新戦略検討会議」は、県内外の優れた経済人と県で構成されるメンバーで、6回にわたる審議と県内の関係諸団体との意見交換を経て、新戦略案が公表されました。

先に述べた県の総合中期計画でもあります「将来ビジョン」は「希望ふくい」の創造を基本理念として概ね10年を見通して取り組みますが、この福井経済新戦略案は「ふるさと福井」の元気な産業を形成するとし、ビジョン同様に概ね10年先を見据え、当面5年間の戦略的プロジェクトを示すとしています。

そして、この戦略案では産業のあらゆるテーマ、分野に立ち向かうべき、情勢や必要性、取り組み方向性や具体的活動が網羅さ、それに対する実行体制と推進の行程表が示されています。

県はこの案を受けて、経済新戦略実現のため、10の主要プロジェクトを中心とした5年程度の行動計画(アクションプラン)を23年度の早期に策定するとのことです。
そこで伺いますが、⑦県として、一体福井の産業戦略の機軸をどのように見据え、育てていかれるのか。また、23年度の早期に打ち出されるであろう行動計画とはどのようなものであるのか伺います。


次に10月22日に行われた知事の定例記者会見で、まちづくりについても踏み込まれた会見が行われました。その会見の要旨は以下のとおりです。

「先の9月議会で福井駅西口開発の方向性はみえてきた。これからは年内に再開発組合が設立され、福井市が責任をもって、再開発事業をまとめていく責任がある。これからの課題は、福井市を例にとってみると、福井市中心部の方向付けは西口再開発だけでなく、駅周辺のにぎわい、誘客動線の確保、商店街の魅力装置の必要性など、今後新幹線問題などもあり、地域全体を広くとらえ議論を広げていくことが必要である。これまで、県は高架化事業、駅広場、地下駐車場など福井市と一緒にやってきたが、さらに全体性を見据えた論議が必要ではないか。

福井城址、中央公園、柴田神社、足羽川右岸の浜町界隈、フェニックスプラザ、田原町周辺、呉服町、足羽山、足羽川など地域全体を検討する時期に来たのではないか。このことを基本的姿勢して申し上げておきたい。

今後、市や民間の人とも相談し、県都の新しいデザインを設計する必要があります。あわせて、県内それぞれ各都市でも中心市街地の問題を抱えており、議論をしていかなければならないのではないかと考えています。」

私はこの会見を、インターネットの録画で聴き、驚きと嬉しさの次に限界があることも知りつつ、何度も聞き直したのであります。県が大いに街づくりに支援されることは、多いに結構かと思います。まして、かくも具体的な、地域マスタープランまで関心を持っていただくことは、特段のご配慮かと思います。

そこで知事に伺います。
⑧今日まで理事者が取ってこられたまちづくりへのスタンス、支援の考えは大きく前進し、新たなステップになったと解すればよいか伺います。

⑨次に、福井駅西口再開発ではNHKの参画は極めて困難になったとの福井市は認識しているようですが、NHKの参画が不可能となったとき、県は保留床分を事前取得するなど、積極的な参画をする用意があるのか伺います。

次に、私は以前、議会で県民会館の解体見通しを問うた際にも、また、お廊下橋の建設では「あの橋を渡ってどこへ行くんですか」と問い、加えて、福井市庁舎の別館が耐震評価がEと危険度も高く、補強ないし解体が余儀なくされていることを指摘したうえで、県は城址と中央公園一帯の整備計画について市と協調し検討に入るべきと提言し、意見を求めたところ、理事者の答弁は第一義的には福井市が考えることとして、軽くあしらわれました。

かつての提言から数年が経ちましたが、私は改めて伺います。⑩県有の城址、お濠、福井神社の借地にあります県民会館、一方、福井市の市庁舎、同別館、一部民有地もあります中央公園などの一体的整備と、市庁舎、県庁の移転問題なども総合的に検討し、仮称福井城址ナショナル・パーク構想の検討に入ってはどうか。そのための、有識者や県、市一体となった審議会設置など一歩踏み出すべきと考えますが、知事の所見を伺います。

この際、重ねて伺っておきます。私をはじめ、何人かの議員が今まで質問してきました県民会館は、その維持費だけでも年間数千万円が費やされています。⑪改めて、県民会館の解体見通しと隣接する青年館の交渉の進展具合を伺います。

次に、えちぜん鉄道と相互乗り入れでは、先だって開催された検討会議において、田原町駅舎建設についてどのような協議がされたかについてです。

知事の記者会見の趣旨にてらすと、田原町駅舎の改築は、フェニックスプラザと市体育館などとは高架歩道橋でネットワーク化し、駅舎は高層でプラザ的要素を期待できると考えます。そこに、相互乗り入れの結節点ができることでまちのにぎわいが創られると確信しています。⑬事業者、福井市、県とそれぞれ権利、関わりがありますが、田原町商店街などまちおこしの絶好の機運もあります。この田原町駅舎を核としたまちづくりについて、知事の見識を伺います。


2.その他最後に、獣医師の確保について伺います。
 先月末にも、島根県で鳥インフルエンザが発生し、多くの鶏を処分したとの報道がありました。
近年、鳥インフルエンザ、BSEや口蹄疫などの問題が、家畜衛生や畜産業の育成、消費生活の安全、公衆衛生等の行政分野において益々重要かつ喫緊の課題となっています。

こうした背景がある一方、獣医師資格者が行政サービスの担い手になる傾向は年々下がり、ペットブームにものって医院開業へと流れています。各自治体にとって獣医師の確保は深刻な事態となっています。
 
本県の場合、⑭現在、県庁では約○人の獣医師が勤務しているとのことですが、鳥インフルエンザ、BSE,口蹄疫等への体制に獣医師確保など課題は無いか、今後の見通しを伺います。



2010.11.28

ある同好会の納会で県政報告

昨夜(27日)、ある同好会の懇親会に参加して、県政の話をしてほしいとの要請を受け、
 ① 知事選挙  ② がん検診の勧め  そして追加質問で
 ③ 福井駅西口再開発 ④ 新幹線の現況と課題   を話し、さらに質疑となった。
① 知事選挙
  これについて、私は多くを語らなかった。
② がん検診の勧め
   胃、肺、大腸、子宮、乳のガン検診率はここ数年20%台で全国やや下位、2年後に  は50%の目標だが、絶望的だ。職場、地域でぜひ検診してほしい。早期発見は完    治率が極めて高い。できれば、2~3年には、脳ドックとペットの受診も勧めたい。
   陽子線がんセンターが来春開設する。保険適用はないが、県民には補助制度もある。  しかし、まだまだガン治療はオールマイティーではない。ガンの進行過程や部位、白血  病などガンの種類によって対応できない。ここ数年は最低赤字が続くと思う。赤字を病  院会計に持ち込めば、本県の先端医療と総合拠点病院の機能が圧迫され、県全体の医療  は瓦解する故、県の一般会計から補てんすること答弁を議会で確約させたことも報告。
③ 福井駅西口再開発
   西口再開発計画は3度にわたる計画変更。まず、ホテルをキーテナントにした計画は  採性などで白紙とすることを現市長は容認する。これに代えて、市長は市民福祉会館機  能をキーにする計画を発表するが、1年で撤回する。そして、僅かな再開発エリアを2  分割して、「地権者棟」にはマンション、「保留床棟(床を売却して、事業費をねん   出)」をNHKと県に参画してもらう計画案を昨夏発表。私は当初から、鉄塔の技術、  景観、騒音被害など指摘し、また、にぎわい創出には程遠いと指摘してきた。結果は予  見どおりとなった。成果はある。3度失敗した中に、大きな教訓を得たということだ。  同じ発想と手法は止めよう。
   私の提案は、地権者に一時金利分を補償し、解体更地にしオープンスペースにしてイ  ベント広場にしながら、計画を立てる。更地で中断している駅西広場の整備にも着手で  き、電車軌道を駅広場まで延伸して発着駅とする。そうすれば、電車の相互乗り入れ計  画も進める事が出来る。
④ 新幹線の現況と課題
   北陸新幹線の福井延伸の賛否あるが、26年度金沢駅までの開通になると、小松空港  の羽田便は全廃になる。JR北陸線のダイヤははやや不便になる。関東を起点に国内で  最も時間的遠距離が福井となる。福井県は北陸ブロックから関西経済圏にシフトするこ  ととなる。事業費の1/3財政負担は本県では敦賀まで1800億円の負担で「進むも  地獄、残るも地獄。」前進には、少し展望がある。まずは、福井駅までは確保したい。   当初、反対の空気が強かったようだが、話の後では参加者の雰囲気が変わったように  感じられた。
昨夜(27日)、ある同好会の懇親会に参加して、県政の話をしてほしいとの要請を受け、
 ① 知事選挙  ② がん検診の勧め  そして追加質問で
 ③ 福井駅西口再開発 ④ 新幹線の現況と課題   を話し、さらに質疑となった。
① 知事選挙
  これについて、私は多くを語らなかった。
② がん検診の勧め
   胃、肺、大腸、子宮、乳のガン検診率はここ数年20%台で全国やや下位、2年後に  は50%の目標だが、絶望的だ。職場、地域でぜひ検診してほしい。早期発見は完    治率が極めて高い。できれば、2~3年には、脳ドックとペットの受診も勧めたい。
   陽子線がんセンターが来春開設する。保険適用はないが、県民には補助制度もある。  しかし、まだまだガン治療はオールマイティーではない。ガンの進行過程や部位、白血  病などガンの種類によって対応できない。ここ数年は最低赤字が続くと思う。赤字を病  院会計に持ち込めば、本県の先端医療と総合拠点病院の機能が圧迫され、県全体の医療  は瓦解する故、県の一般会計から補てんすること答弁を議会で確約させたことも報告。
③ 福井駅西口再開発
   西口再開発計画は3度にわたる計画変更。まず、ホテルをキーテナントにした計画は  採性などで白紙とすることを現市長は容認する。これに代えて、市長は市民福祉会館機  能をキーにする計画を発表するが、1年で撤回する。そして、僅かな再開発エリアを2  分割して、「地権者棟」にはマンション、「保留床棟(床を売却して、事業費をねん   出)」をNHKと県に参画してもらう計画案を昨夏発表。私は当初から、鉄塔の技術、  景観、騒音被害など指摘し、また、にぎわい創出には程遠いと指摘してきた。結果は予  見どおりとなった。成果はある。3度失敗した中に、大きな教訓を得たということだ。  同じ発想と手法は止めよう。
   私の提案は、地権者に一時金利分を補償し、解体更地にしオープンスペースにしてイ  ベント広場にしながら、計画を立てる。更地で中断している駅西広場の整備にも着手で  き、電車軌道を駅広場まで延伸して発着駅とする。そうすれば、電車の相互乗り入れ計  画も進める事が出来る。
④ 新幹線の現況と課題
   北陸新幹線の福井延伸の賛否あるが、26年度金沢駅までの開通になると、小松空港  の羽田便は全廃になる。JR北陸線のダイヤははやや不便になる。関東を起点に国内で  最も時間的遠距離が福井となる。福井県は北陸ブロックから関西経済圏にシフトするこ  ととなる。事業費の1/3財政負担は本県では敦賀まで1800億円の負担で「進むも  地獄、残るも地獄。」前進には、少し展望がある。まずは、福井駅までは確保したい。   当初、反対の空気が強かったようだが、話の後では参加者の雰囲気が変わったように  感じられた。






2010.11.19

代表質問の担当部門ー医療福祉を草稿

 平成20年、福井県の健康福祉のスローガン「ガン撲滅日本一。」本当に?全国平均以下にある胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がんの本県の検診率は20%そこそこ。平成24年度までに検診率50%は天文学的数字か?
 ガン予防、早期発見は健康的な生活、医療費の削減、経済的ロスなど効果は大きい。にも拘らず、遅々として向上しない検診率。予防医学行政に課題はないのか?
 職場への徹底、きめ細かい地域での検診、開業医への診察時の啓発などまだまだ取り組みは手ぬるいのでは?
 本県の医師不足対策にも触れる。敦賀市立病院の5年連続、累積17億円の赤字、原因は医師不足での患者減、県立病院のこころの診療センターの2病棟閉鎖、精神科医の複数欠員による、奥越での出産困難、産科医不足。研修医制度で、県内7病院、募集定員98名に対し内定者は57名、充足率58%、これでは医師不足が続く。さらなる医師確保対策が・・・。
 昨今の高齢者、障害者、児童虐待が大きな社会問題になる中、民生委員のなり手がない。この現状と対応を問う質問。
 これら3点を会派代表質問の担当原稿として会派へ提示し、後日会派会議で協議ののち、代表質問の原稿となる。